三崎池の水質と生きもの調査
2018年11月22日(木)
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参加者数:69名(4年生2クラス59名、教師3名、スタッフ7名)
三崎池の水質調査と生きもの観察は小雨のため予定を変更して多目的室で行いました。
水質調査は、平成25年から毎年環境研究所豊明が協力して実施し、今年度で6年目となりました。水質は、透視度、pH、COD(化学的酸素要求量)、亜硝酸態窒素、リン酸態リンをパックテストで調べました。パックテストの測定は児童たちには少し難しかったようです。CODは水中に存在する有機物の汚れを、亜硝酸態窒素はし尿等による汚れを、リン酸態リンは農地で散布された肥料、家庭排水、し尿、工場廃水、畜産廃水などによる汚染を化学的な数値で表すことができます。
今回は、すべての測定値で低く、池の水の汚れが少ないことがわかりました。三崎池の生きもの調査では、スタッフが2か所で捕獲した体長10cmのブルーギルを観察してからみんなで熱心にスケッチしました。特徴をよくつかんでいたので感心しました。
最後に児童たちは、各グループごとにパックテストの結果を発表しました。感想文には、特定外来種のブルーギルが在来種の魚を捕食し減少していることについて書かれていました。ため池である三崎池が果たしている役割やブルーギル等の特定外来種について、考え、理解してもらえるような体験授業になれば幸いです。(似内)
児童の感想文 水質と生きもの調査三崎小学校4年(匿名)
3・4時間目に多目的教室で水質検査をを行いました。チッソやリンは少ないのですが、CODは5~8ありました。
今の三崎池はブルーギルしかいません。前までは他の在来種がいましたが、今ではおそらくブルーギルが食べてしまったと考えられます。みなさんは外来種のブルーギルを池から出したほうがいいか、それとも池にのこしておくのとどちらがいいと思いますか。
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パックテストでCODを調べています |
ブルーギル(児童の絵) |
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